この数年で、駅やショッピングで映像による広告を見かけることが多くなりました。これはデジタルサイネージといって、直訳すると電子看板という意味です。ディスプレイを利用した鮮やかな映像を流すことが可能で、広告だけではなく、電光掲示板の代わりに駅や空港、高速道路のサービスエリアにおける交通情報の発信に利用されるほか、デジタルアートなど様々な用途で使用されています。
大きなメリットとしては、インターネットを介することでリアルタイムで映像を差し替え、最新の情報発信が可能であることが挙げられます。ＵＳＢなど外部メモリの映像を再生するだけのスタンドアロン型もありますが、これは従来のビデオ広告と大差ありません。
しかし、インターネットを利用したクラウド型であれば、いちいち現地に赴かなくても映像を更新することが可能です。
一台のパソコンから数台、マルチディスプレイのデジタルサイネージ・ディスプレイで数十台のディスプレイを操作することもあり、大規模な会場での利用に向いています。
デジタルサイネージはポスターと違っていちいち張り替える必要もありませんし、ビデオやロールスクリーンのように同じものを延々と流すだけではありませんから、環境にもよく、宣伝効果も非常に高い広告媒体だといえます。
